2013-09-13

PDF長期署名ライブラリ LE:PAdES:Lib リリース  [by miyachi]

9月12日に弊社のPDF長期署名ライブラリ「LE:PAdES:Lib」を正式にリリースしました。これによりPAdES仕様にフル対応したPDF長期署名が可能となります。動作環境としてWindows以外にLinuxにも対応。サーバ組み込みやアプリケーション組み込み等多様な利用が可能となります。APIとしてコマンド・C++・Javaを提供します。詳しくは製品ページをご覧ください。

既に販売中のサブセット版PDF署名基本ライブラリ「LE:PAdES-Basic:Lib」と共にPDF電子署名にご利用ください。「LE:PAdES:Lib」と「LE:PAdES-Basic:Lib」の違いは大きくは以下のようになります。詳しくは[PDF署名製品の種類と違い]をご覧ください。



製品には保守目的の為に全てソースコードが付属します。評価用のバイナリ版も用意しておりますのでご興味がありましたら御名前と御社名をお知らせください。こちらよりご連絡致します。
2013-09-13 13:28:46 - miyachi - - [業務連絡] -

電子帳簿保存法対応用管理システム”AH_e-DocManager”  [by miyachi]

アンテナハウスより弊社のPDF長期署名ライブラリ「LE:PAdES:Lib」を組み込んだ、電子帳簿保存法対応のドキュメント管理システム「AH_e-DocManager」が9月9日にリリースされました。詳しくはニュースリリース製品ページをご覧ください。以下は処理イメージです。



既に電子帳簿保存法4条3項「スキャナ保存」の申請実績もあり、コンサルティングにも対応していますので是非導入をご検討ください。2013年10月11日(金)に開かれる「e-ドキュメントJapan」にて以下無料の事例公開セミナーも開かれます。ご興味がありましたらこちらも是非ご参加ください。

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 セミナータイトル:実践!e-文書法/「スキャナ保存」制度の導入プロジェクト・税務署への申請事例を公開
 期日:2013年10月11日(金)
 場所:「e-ドキュメントJapan」:703会議室
 定員:120名
 講師:
  益田康夫氏 アンテナハウス株式会社/上級文書情報管理士/JIIMA法務委員会e-文書法WGリーダー
  柴田孝一氏 セイコーソリューションズ株式会社 クロノトラスト部長
 お申込みURL:「e-ドキュメントJapan」スポンサードセミナー「11A5」(9/10受付開始)

本セミナーでは、アンテナハウス株式会社が開発した電子帳簿保存法対応用管理システム”AH_e-DocManager”のe-文書法ユーザー事例を紹介します。「導入プロジェクト発足→コンサルティング→専門税理士確認→税務署への申請書提出まで」を、長期署名、タイムスタンプに精通したセイコーソリューションズ株式会社との連携で実現するパッケージシステムとして、導入検討企業の参考に公開します。
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2013-09-13 13:11:04 - miyachi - - [業務連絡] -

2013-09-11

フリータイムスタンプ局(FreeTSA)のすゝめ  [by miyachi]

タイムスタンプ(RFC3161)を使うとその時刻に指定したデータが存在しておりその後改ざんされていない事を保証できます。と言っても法的に有効にする為にはデ協の認定を受けた商用タイムスタンプサービスを利用しなきゃいけないのですが… オープン思考の私としては技術に国境は無い!と言う事で次の2つの実現を目指してみました。

 自分でTSAを構築する手順(FreeTSA Project)
 フリーに使えるTSAの提供(FreeTSA Service)

そもそもタイムスタンプを使ってみないとうまく動作するか試験もできませんし、使ってみたら新しいアイデアも浮かぶと思うのです。技術って使われてなんぼですよね。もちろん商用タイムスタンプ局さんでも登録をすればテストに使えるTSAが使える訳ですが、もっと手軽に自由に使いたいこともありますよね。それにタイムスタンプは電子署名と違ってHTTPで叩けば応えてくれるので使いやすいサービスだと思います。ただし所謂オレオレTSAになりますので現時点ではまともな運用には使えませんのでご注意を。以下のようになります。全て商用タイムスタンプ局さんの真逆になりますw

 A)オレオレTSA証明書による署名です
 B)運用規定も無く何かを保証はできません
 C)時刻同期もntp利用なので数秒のずれはある
 D)トラブルや都合により停止している場合がある

ちなみにかつてOpenTSAと言うプロジェクトがありましたので今回はFreeTSAと言う名前にしてみました。OpenTSAはソースをOpenSSLに寄贈して解散しています。FreeTSAもOpenTSAが反映されたOpenSSL 1.0.0を利用しています。

FreeTSAその1:フリータイムスタンプ局(FreeTSA)のすゝめ
FreeTSAその2:10分でできるタイムスタンプ局(FreeTSA Project)
FreeTSAその3:自由に使えるタイムスタンプ局(FreeTSA Service)
2013-09-11 17:19:47 - miyachi - - [公開活動] -

10分でできるタイムスタンプ局(FreeTSA Project)  [by miyachi]

OpenTSAがあった時にはmod_tsaと言うApacheに組み込むモジュールがありました。ただOpenTSAが解散してOpenSSLに移管されてからこの辺りの状況が良く分かりません。OpenSSLコマンドではtsオプションでTimeStampRequestの生成・TimeStampResponseの生成・TimeStampTokenの検証が可能です。

FreeTSAではOpenSSLコマンドのtsオプションにより「TimeStampResponseの生成」をしてクライアントに返す事になります。材料は以下となります。

 ・TSA証明書と対応した秘密鍵(PEM形式)
 ・OpenSSL 1.0.0以降(opensslコマンド)
 ・Apache+CGI(Perl利用)
 ・ntpの設定 [続きを読む]
2013-09-11 17:19:14 - miyachi - - [公開活動] -

自由に使えるタイムスタンプ局(FreeTSA Service)  [by miyachi]

ラング・エッジでは無保証ですがタイムスタンプサービスを公開します。以下の仕様で利用可能です。

 アドレス:
  https://www.langedge.jp/demotsa

 ハッシュアルゴリズム:
  SHA-1, SHA-256, SHA-512

 時刻同期:
  ntp で ntp.nict.jp を指定

 ポリシ(オプション):
  2.5.29.32.0

 認証(オプション):
  無し

 運用:
  トラブルやメンテナンス等で停止する場合あり

連続したタイムスタンプ取得等はサーバがもたない可能性がありますので配慮頂けますようお願いします。利用するクライアントですがラング・エッジが公開しているXML長期署名ツール「LE:XAdES:Tool」も非商用でお試しであれば無償でお使い頂けます。タイムスタンプ取得のプログラミングに関しても後日まとめて公開したいと考えています。

それではぜひタイムスタンプを利用して色々試したり遊んでみてください。エンジョイ!

FreeTSAその1:フリータイムスタンプ局(FreeTSA)のすゝめ
FreeTSAその2:10分でできるタイムスタンプ局(FreeTSA Project)
FreeTSAその3:自由に使えるタイムスタンプ局(FreeTSA Service)
2013-09-11 17:18:16 - miyachi - - [公開活動] -