弊社開発のLe-XAdESライブラリを利用した
XML長期署名ツールXAdEStoolをバージョンアップしたVer1.07版のバグ修正版
Ver1.07aを本日リリースしました。ダウンロードは
こちらから。一昨日(6月9日)にリリースしたばかりのVer1.07においてバグが見つかったのでそのバグ修正対応です。バグの内容は。
1) 参照先改竄時にリスト表示で「◎文書正常」と表示していた
以上内容に関して詳しくは
同梱のドキュメントをご覧下さい。参照先で改竄が見つかった場合に以前は1つ目を発見した時点でエラーを返していたのを、他の参照先も全てチェックするように修正した際に入ってしまったバグでした。エラーウィンドウによるメッセージはちゃんと表示していたのでテスト時に見逃してしまいました。
Ver1.07をダウンロードされた方は申し訳ありませんがVer1.07aに更新をお願い致します。
XAdEStool Ver1.07a版に関してのバグ報告や質問やコメントがありましたら本投稿にコメントか
miyachiまでメールをお願いします。
長期署名のプロファイルとしてECOMにより標準化活動されていた、XAdESが日本工業標準調査会(JISC)の審査を経て
2008年3月20日にJIS標準規格となりました。これまではETSIやW3Cの規格だったわけですが、これからはJIS規格として日本での標準の1つになったことになります。なおバイナリ形式のCMSを使ったCAdESも同時に
「JIS X 5092:2008 CMS利用電子署名(CAdES)の長期署名プロファイル 」としてJIS規格となっています。
ECOMからJIS規格対応として
「電子文書保存のしくみと実務 第2版」が一般書店でも購入可能な書籍として発行されました。もう店頭にも並んでいると思います。長期署名プロファイルに関しては一般で入手可能な書籍としては
バイブル的なものになると思いますので、長期署名にご興味のある方はぜひお買い上げ下さい。定価は税別2800円です。第2版とあるようにこれまでも
「電子文書保存のしくみと実務」が発行されていましたが、
第1版はJIS化前のプロファイルになりますので間違えて購入されないようにご注意下さい。なお第1版のサブタイトルは「e-文書法への実践的対応」でしたが、今回の第2版のサブタイトルは
「記録管理の基本と標準化」となっています。
さて書籍の中には1ページの半分ですが弊社の
「Le-XAdES Library」の宣伝も入っています。大した事は書いてありませんが一般の皆さんの目に少しでもとまれば嬉しいですね。弊社以外の製品に関しても同じサイズで8社が記載されています。これらの製品はいずれも昨年行われた
ECOM 2007年度相互運用性テスト をクリアしたものばかりです。
現在ECOMのWGでは今年の活動内容に関して検討を開始しているところです。今年は弊社も参加しますので少しでも貢献できるように頑張るつもりです。