2006-11-16

続Windowsインストーラ  [by miyachi]

Windowsインストーラが Visual Studio 2005 のプロジェクト追加で出来る事は判った。非常に簡単で便利です。ところが必須コンポーネントを自動インストールした後でMS-Officeの動作がおかしくなるとの報告が。再起動すれば直るらしいので、どうも再起動を必須にしなければいけない様子。

ではと Visual Studio 2005 で追加したセットアッププロジェクトをチェックするがどうも再起動の指定に関する項目が無いようだ… とググってみたところ、MSサポートで以下のページを発見する。

 Orca データベース エディタを使用して Windows インストーラ ファイルを編集する方法

Orcaと言うツールを使えば作成したインストーラファイルの項目を修正できるようだ。OrcaってMSから提供されるツールなんですが、こんなツールがあるなんて知らなかったなあ(^^;

ただ取得方法が少し面倒。上記ページに手順がありますが、まずは Windows Installer SDK を手に入れてインストールする必要がある。ここから入手しろとありますが、このリンク先は「Windows Server 2003 SP1 Platform SDK Web Install」です。そのままインストールすると色々と不要な物までインストールされるので、カスタマイズインストールで Windows Installer SDK だけをインストールすればOKです。

Windows Installer SDK をインストールしたらOrcaが使えるようになる訳ではありません(笑) 更に Microsoft SDK\Bin の下に Orca.msi があるので、それをダブルクリックしてOrcaインストーラを起動してやっとこさOrca本体のインストールが完了です。う~ん面倒。でもこれでOrcaが使えるようになります。便利なツールなので会社の場合には誰かがまず Orca.msi をゲットしてそれを共有した方が良いですね。と言う事で社内の share\archive の下に Orca.msi を置いておきました。>Okaくん&Komoriyaくん

次に再起動の設定はどうすれば良いかと言うと以下のページが参考になります。

 管理システムは、 Visual Studio .NET を使って、作成したセットアップ プロジェクトで再起動します。

さっきのページと違って日本語が胡散臭いですね。これは機械翻訳された物ですがまあ日本人には参考になります。再起動のセットはOrcaを使って以下の手順で行えます。
  1. Orcaで修正したいインストールファイル(*.msi)を開く。
  2. TablesタブよりPropertyを選択して右側に一覧を表示する。
  3. メニュー"Tables/Add Row..."を実行する。
  4. PropertyにREBOOTを、ValueにForceをセットしてOKをクリック。
  5. 保存すれば完了。
ふむ簡単だし便利ですね。この調子で細かなインストーラ設定がOrcaを使って出来そうです。ところで先に書いた機械翻訳のページではREBOOT/Forceも再起動/強制になってますが、当然これは英語で書かねばなりません。こういう場合はオリジナルの英語ページを見ましょう。URL最後のjaen-usに変更すれば英語で見る事が出来ます。

今回はGUIを使って手動でセットしましたが、VisualBasic等を使って自動セットする方法もあるようですが、今日はここまで。参考になれば幸いです。

2006-11-16 09:49:59 - miyachi - [プログラミング] -

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