苦闘を続けている「はやぶさ」。先日書いたようにトラブルの真っ最中だ。
ISASのリリースを受けてマスコミも記事を出している。
毎日:探査機はやぶさ:「成功」一転失敗 いったいどうしたの?
ところで上の記事最後に3人の宇宙関係者のコメントが載っている。3人とは松浦さんに実験惑星科学の土山氏に
NASAかぶれの似非宇宙アナリスト氏だ。松浦さんは既に小惑星にランデブーしているだけで快挙。土山氏は偉業。ただ1粒でもリターン出来れば研究できる。そして…
いや~期待にたがわず
「はやぶさという宇宙ロボットは、あまり出来の良くないロボットに見える。」とのお言葉。更に
「試料採取が目的のプロジェクトであれば、採取ができなければ全体の完成度としては低いと言わざるを得ない。」だそうで。
ちゃんと「はやぶさ」を打ち上げた時にプロマネの川口教授の記者会見の話を聞いていないで勝手なコメントを付けている事が明白。
過去にも書いたがもう一度川口プロマネの打ち上げ直後の言葉を。
「今回の探査機は大きく4つの新しい技術開発要素(イオンエンジンによる惑星間航行、重力が微少な小惑星への自立航法による接近、小惑星表面のサンプル採取、小型カプセルによるサンプル回収)があり、それらが時系列に直列にならんでいる。そのどれが成功しても大きな成果だ。だから成功かどうかについては、加点法で考えて欲しい。全体は500点で、打ち上げ後に3週間目にイオンエンジンが無事に稼働したならば、その時点で100点と考えて欲しい。」
この話を知っていてあのようなコメントを出したのだとしたら大したものだが、彼の過去の他の件での発言でもそうだったが「今」しか見ないで「全体」を見る事も「前提」を見る事もしないで出したコメントであろう。
価値観はそれぞれだし私が宇宙開発オタだからかもしれません。だが技術者として間違っていると思うコメントには反論をしておきたかったのでこのブログを書く。大人気無いがたとえ小さくても発言する事が大事だと思います。
でもまあ今回の記事はちゃんと松浦さん他のコメントも載っているのでまだ良い方でしょう。そうで無ければもっとキツい書き方していたと思います(^^;
最後に今回大活躍の
松浦さんのブログへリンク。「はやぶさ」チームの苦闘と知恵と勇気と実行力を見る事が出来ます。変な輩がコメント欄を汚しているがこういうのはスルーが基本ですね。
敢えて虚心になって(しかも超長文を我慢して)読むと、「確かに川口さんにそれができてりゃ、もっと流れを有利に制御できたでしょうね」的な「良いこと」も言ってるんですが・・・ね。 >松浦さんとこのコメント欄を汚した"変な輩"
「良いこと」を際立たせようとして、何でわざわざいろんなヒト・モノをこき下ろし、しかも自分を持ち上げるなどという姑息な論旨展開を駆使するのですかねぇ。ある意味もったいないというか。
ま、他山の石ですね。一応、ネットでの情報発信の末席を汚している身としては・・・って、この春以来全然更新してませんが。orz
では
「良いこと」を際立たせようとして、何でわざわざいろんなヒト・モノをこき下ろし、しかも自分を持ち上げるなどという姑息な論旨展開を駆使するのですかねぇ。ある意味もったいないというか。
ま、他山の石ですね。一応、ネットでの情報発信の末席を汚している身としては・・・って、この春以来全然更新してませんが。orz
では