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2004-10-10
国際航空宇宙展2004 [by miyachi]
こりもせず宇宙開発ネタ(^^; 台風の中、有志6人で横浜パシフィコまで
国際航空宇宙展2004を見に行ってきました。いや楽しかったですが、全体的な感想としては今回は宇宙開発関連が減って航空関連が増えたように感じました。その意味ではちょっと残念でした。あと4年前に行った時とあまりネタに大きな変化が無かったかも。大戦中のジェットエンジンのネ-20とかも前からありましたし。アリアンスペースやロシア系の出展が無かったのも寂しかったかも。
その反面、
CAMUIロケットとか民間や大学関係が頑張って来たなぁと言う印象も。もちろんJAXAなんかと比べ物にはなりませんが、こう言った地道な活動が将来には生きてくるのでは無いでしょうか。この辺りは後日詳しく書きたいと思います。
ところで台風の方は夕方4時くらいまでは実はたいした事は無かったのですが、とっとと出展を取りやめているブースもちらほらありました。航空雑誌系は根性ありませんでしたねぇ(笑) 今回のメンバーも夜の反省会はどうしようかと言いつつとりあえずすぐ近くにある中華料理店に傘1本を壊しつつ駆け込んだ直後から、もの凄い暴風雨に。まぁ飲んで食ってしゃべっていれば台風も行ってしまうだろうと反省会と言う名の飲み会を開始。う~んしかし店の前の道がまるで川のようだ(^^;
反省会ではロシア系マニアらしく、先のCAMUIロケットを4本束にしてクラスター化して、それを中心にやはり4本束ねたブースターを4方に配置して、20本のクラスターにしたら衛星軌道に届かないかなぁみたいな話題が出たりして、暴風雨が荒れ狂う中、我々しか客がいない中華料理店で5時前から盛り上がったのでした。7時くらいには暴風雨も上がり9時過ぎにはお開きとなりました。もっと詳しい情報はまたデジカメ画像を整理してから更新します。まずは速報って事で。それにしてもそれほど広く無い会場でしたが、3時間以上もうろついていたので疲れました(^^;;
2004-10-08
CanSatとロケット [by miyachi]
あぁまた航空宇宙ネタだよ…(^^;
プログラミングカテゴリーより宇宙開発カテゴリーの方が多いってのはプログラマの日記としてはどうかとは…いや思ってはいるんですよ。でも止まらない(笑)
先日書いた
最近読んだ宇宙開発本にあった
CanSat(飲料缶サイズの衛星)なのですが、現在打ち上げは米国に行ってやっているようです。で先日ITmediaで
北海道からロケット売ります、1機210万円と言う記事が出てました。このロケットのペイロードのサイズがちょうど飲料缶サイズで500gまで。ん?これはやはりCanSatを意識したスペックなのかしら?アカデミック価格もあるようですし。
ちなみにこのロケット(
CAMUIロケット)は、先日X-PRIZEを獲得したSpaceShipOneと同じハイブリッドエンジンを搭載しています。ロケットエンジンは固体と液体の2種類があるのですが、ハイブリッドとは推進剤を固体で酸化剤を液体で供給するロケットで、制御が可能で比較的シンプルな構造にする事が出来るメリットがあります。推進剤として液体水素を利用するのが最適と言われていましたが、何せ水素は分子構造が小さく扱いが大変。それに本当に
水素が推進剤として最適かどうかと言う話もあります。そういう意味では今後は少なくとも小型な分野に限ればハイブリッドエンジンは有望そうにも思えます。
閑話休題。
でCAMUIロケットは打ち上げも
北海道の大樹町で請け負えるとの事。これもある意味宇宙ビジネスだと感じたのでした。もちろんCAMUIロケット自体は高度1km程度しか到達しないのですが、最初の1歩としては十分では無いでしょうか。ぜひ
観光資源として成功して宇宙開発の町として発展して欲しいなぁ。北海道なら家族旅行でも行けそうです。大樹町のホームページを見ると結構頑張っているように思いました。
CanSatに関しては本に出ていた
東大の中須賀研究室や、同じ東大の
チーム1、
チーム2、
チーム3とか、
東工大、
九州大、
日本大とかがサイトを開いているのを見つけました。最近はCanSatにも色々なクラスがあるようで結構面白いです。あぁ楽しそうだ(笑)
宇宙開発と言うとNASAとかJAXAとか大きな組織にばかり目が行きがちですが、底辺層は着実に厚くなって来ているのかもしれないと感じました。産官学のうち産と学の発展を期待したいと思うのでした。
そうそうCAMUIロケットは現在開催中の
国際航空宇宙展 JAPAN AEROSPACE 2004でも見れるようだ。明日行く予定なんですが、なんだか台風22号の直撃をくらいそうな悪寒いや予感が(^^;
2004-10-05
SpaceShipOne2回目も成功! [by miyachi]
と言う事で「
祝2回目も成功!そしてX-PRIZE獲得!」ですね!いやめでたいです。
今回は体調が悪かった事もあり最初から
Web中継を生で見る事をあきらめていたんですが、山崎さんから
うちのHPの掲示板に
NASAのアドレスが!でもそれを見たのは今朝だったりします(爆)だめじゃん(^^;
気を取り直してお昼休みに
録画放送を見ました。今度は安定してましたねぇ!余計なビクトリーロールも無かったようですし。ただ地上カメラからの映像は前回の方が良かったようには思います。
今回も残念ながら搭乗者はパイロット1名のみで後は重しを積んでの飛行でした。パイロットはマイク・メルビル氏から交代して元海軍テストパイロットのブライアン・ビニー氏に。前回の飛行で生じたロールに関しては解析をして制御手順の変更を行った結果、安定したとの事です。
(Wired News より)
ヴァージン社による宇宙旅行の開始は2007年からとなっていましたが、これはどうも技術的と言うよりも
米連邦議会と連邦航空局(FAA)による法整備が早くても2007年からと言う事情があるようです。
2007年までに2000万円…貯まらないかなぁ(笑)