2006-03-08

はやぶさ「新たなリスクをかけた運用が始まる」  [by miyachi]

JAXAはもちろん各新聞にもスラドにも、もちろん松浦さんのL/Dには記者会見の詳しい様子がアップされています。私も記念トラックバック張っておきましょう。

 祝!「はやぶさ」との交信回復!

しぶとい!本当にしぶとい運用をJAXA運用チームの皆さんが続けていらっしゃいます。さすがに満身創痍の状況ではあるようですが希望の火は燃え続けています。何とか2010年の帰還が実現できると良いですね!まだまだ色々とあるでしょうから気長に暖かく見守り応援をして行きたいと思います。

それにしても記者会見の様子を読んでも記者さん達のレベルアップが伺えます。それも全ては「はやぶさ」の頑張りのおかげと言っても過言では無いでしょう。1月2月の全ての打ち上げを取材した毎日新聞の記者の記事を読みました。

 記者の目:ロケット連続打ち上げ 河津啓介・鹿児島支局

非常に正しい物の見方が出来ている記事だと感じました。これこそがマスコミのあるべき姿と言えるでしょう。この川津さんは鹿児島支局と言う事で絶好の場所にいらっしゃるので今後も記事を楽しみにしたいところです。こういうのは現場に近いと続けて取材が出来て良いですよね。

記事にもありますがまだまだH-2Aの旧NASDAとM-Vの旧ISASとの溝がやはりあるように感じます。宇宙作家クラブBBSの2006年2月22日付けの「No.1031 :種子島・内之浦ゴールデンラズベリー賞」によると。日本のお役人さん達の情けない状況がわかります。

 「M-Vへのピギーバック・ペイロード搭載にいやいやをしたH-IIAの偉い人」
 「打ち上げ準備が遅れたH-IIAを優先することを主張し、M-Vの打ち上げを遅らせたお役人」

日本の宇宙開発が迷走しているのは宇宙に関心が無い議員達と素人考えで特権を持っている(と思っている)お役人達の責任もあると考えている。もちろんJAXAも頑張って自己主張をすべきなのだが… ただこんな事はここ日本ではフツーだったりするから何とか方向性が決まると良いですね。少なくとも担当のお役人が変わったから方向性が変わるのは勘弁して下さいm(_ _)m

2006-03-08 09:07:30 - miyachi - [宇宙開発] -

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