あぁまた航空宇宙ネタだよ…(^^;
プログラミングカテゴリーより宇宙開発カテゴリーの方が多いってのはプログラマの日記としてはどうかとは…いや思ってはいるんですよ。でも止まらない(笑)
先日書いた
最近読んだ宇宙開発本にあった
CanSat(飲料缶サイズの衛星)なのですが、現在打ち上げは米国に行ってやっているようです。で先日ITmediaで
北海道からロケット売ります、1機210万円と言う記事が出てました。このロケットのペイロードのサイズがちょうど飲料缶サイズで500gまで。ん?これはやはりCanSatを意識したスペックなのかしら?アカデミック価格もあるようですし。
ちなみにこのロケット(
CAMUIロケット)は、先日X-PRIZEを獲得したSpaceShipOneと同じハイブリッドエンジンを搭載しています。ロケットエンジンは固体と液体の2種類があるのですが、ハイブリッドとは推進剤を固体で酸化剤を液体で供給するロケットで、制御が可能で比較的シンプルな構造にする事が出来るメリットがあります。推進剤として液体水素を利用するのが最適と言われていましたが、何せ水素は分子構造が小さく扱いが大変。それに本当に
水素が推進剤として最適かどうかと言う話もあります。そういう意味では今後は少なくとも小型な分野に限ればハイブリッドエンジンは有望そうにも思えます。
閑話休題。
でCAMUIロケットは打ち上げも
北海道の大樹町で請け負えるとの事。これもある意味宇宙ビジネスだと感じたのでした。もちろんCAMUIロケット自体は高度1km程度しか到達しないのですが、最初の1歩としては十分では無いでしょうか。ぜひ
観光資源として成功して宇宙開発の町として発展して欲しいなぁ。北海道なら家族旅行でも行けそうです。大樹町のホームページを見ると結構頑張っているように思いました。
CanSatに関しては本に出ていた
東大の中須賀研究室や、同じ東大の
チーム1、
チーム2、
チーム3とか、
東工大、
九州大、
日本大とかがサイトを開いているのを見つけました。最近はCanSatにも色々なクラスがあるようで結構面白いです。あぁ楽しそうだ(笑)
宇宙開発と言うとNASAとかJAXAとか大きな組織にばかり目が行きがちですが、底辺層は着実に厚くなって来ているのかもしれないと感じました。産官学のうち産と学の発展を期待したいと思うのでした。
そうそうCAMUIロケットは現在開催中の
国際航空宇宙展 JAPAN AEROSPACE 2004でも見れるようだ。明日行く予定なんですが、なんだか台風22号の直撃をくらいそうな悪寒いや予感が(^^;