2005-11-17

巨人のイタチョコの星のシステム  [by miyachi]

前回の「健康ソフトハウス物語」は従業員から見たソフトハウスだが、経営者から見たソフトハウスと言う事で「巨人のイタチョコの星のシステム」をば(違) これはそんなに古くなくて1999年だけどソフトハウス繋がりと言う事で。ふむ復刊ドットコムでは既に100票以上集めているようですね。

この本のサブタイトルは「ソフトハウス盛衰記」だ(笑) 私は1999年のMacWORLD/Tokyoで購入してその会場で作者のラショウさんにサインを貰った。この本の58ページでラショウさんがサインの練習をしているが、そのままのサインだった(笑) この本はMacFanに連載されていた4コママンガをまとめた物だが、オールカラーページと言う無駄な豪華さと、手書き中心の為に見た目以上の労力が必要な辺りがいかにもイタチョコらしい。

イタチョコシステムと言うのがこのソフトハウスの名称だ。ラショウさんのアパートからはじまってMac版ゲーム開発。続いてWindows版を出荷したらウイルス混入で全て返品に。ショップも秋葉原や吉祥寺に出すが赤字で撤退。一番の儲けはMacWORLD/Tokyo会場でのグッズ(マグカップやキーホルダー等々)の販売だったりするが、MacWORLDも初日は準備が間に合わず開店できずだったり、マグカップも注文が沢山来たが焼くのは七宝焼用の小さな炉なので一度に1つか2つしか出来なくて毎日そればっかりやっているとか…(どこがソフトハウスかと考えてはイケナイ)

そんなイタチョコシステムは現在も健在…のはずだが?う~んホームページ改装しようとしてどうもそのままのようだ(笑) 日記は書かれているようだから一応健在なのだろう(^o^; 開始は1993~4年らしいので既に10年続いている。ただ有限会社にしようとして結局は出来て無いから結局は個人事業の屋号にすぎんのかな? でもまあ10年続けるのは大変だと思う。

この本の最後にあるラショウさんのお言葉は「決してアキラメないこと!」だ。この本を読めばソフトハウスにパソコンは決して必須アイテムで無い事が理解できるかもしれない(おィ) MacWORLDはもう無いが、私もアキラメないで頑張ろう!

ついでに「続・健康ソフトハウス物語」も書いてしまおう。こちらは続編と言う事だが年商10億の会社を目指して悪戦苦闘する社長だが、やはり「何か違う」とのイメージをだんだん感じはじめる。でも前に進んでいく姿は今となっては理解できるような気がする。私も色々な会社やソフトハウスを経験したが、常に成長し続ける事は至難の業だ。でもそれを乗り越えないと大きな会社にはなれない。そんな中で色々な葛藤があったり目的を見失ったり空中分解したり… それもソフトハウスによく見られる一面だったりするのかもしれない。

「大きな会社になる」と言うのは経営者としては「夢」だろう。ただ大きくなる事で「失うものがある」のも事実だ。この続編はコミカルな内容の中にシリアスな内容を含んでいる。「何のために」会社をやっているのか。どうも私の夢は経営者のそれとは違っているようだ(笑) ってそもそも会社を大きく出来るだけの器量が無いって話なだけだが(^o^;

私はラショウさんを見習ってまずはアキラメないで続けていきましょう!

追伸:写真左は続・健康ソフトハウス物語に挟んであったスタッフ募集のお知らせだ。A4を4つに切って入れたようだが効果あったんかな(^^;

2005-11-17 12:46:47 - miyachi - [プログラマの生活] -

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